そよ風クリニックを受診した体験について語ります！
『化学物質過敏症専門診療』を行っています
化学物質過敏症を専門に診る医療機関としては、そよ風クリニックは全国で唯一のようです。
宮田先生は、化学物質過敏症の治療の草分け的存在で、北里研究所特殊外来で診療されていましたが、現在は空気清浄度を高度に維持したクリニックを東京 荻窪に開設し、診療を行っておられます。
そのため、全国から患者さんが診療を受けに来ています。
アレルギー科として、『化学物質過敏症』『シックハウス症候群』『電磁波過敏症』を専門に診ています。
治療は、症状を抑える薬の処方ではなく、体調の回復を図っていく方針を取っています。
予約を取ります
電話で予約します。予約が取れないことで有名のようですが、私の場合3ヶ月先の予約が最短でした。
丁寧に女性のスタッフの方が説明をしてくれ、来院時は、洗顔したそのままの状態で来るように言われます。これは遠方の方の場合、ハードルが上がる方もいるかもしれないですが、私の場合そもそもメイクもあまり出来ない状態であり、選択肢はないので即了承。自由診療なので初診時1万5千円程度かかるとのこと。承諾して予約します。
問診票が送られてきます
待機期間中に、かなり分厚い問診票が自宅へ送られてきますので、記入しておきます。内容としては、環境や化学物質への反応性についてが中心です。
また、受診当日の注意事項が書かれた用紙も入っています。付き添いの方に対する注意事項もあります。
クリニックまでの地図も入っていますので、安心です。
受診当日
持参するもの
- 問診票（必須）
- 血液検査や尿検査の結果（必須ではない）
です。
私は症状について上手く説明できる自信がなかったので、これまでの経過をまとめた用紙も持参しました。
受付
持参した問診票を渡し、必要なもの（メモやハンカチ等）以外はロッカーに入れます。靴下（オーガニックコットン）とヘアーキャップを渡されますので装着します。
その後、名前や住所を記入したり、簡単な問診表を記入します。
検査
- 平行機能検査
- 眼球追従運動検査
を行います。
診察
先生に呼ばれ、いざ診察。先に分厚い問診票を読まれ、私の状態をすでに大体把握されているようでした。私からも経過や困っていることを伝えます（ちなみに私は化学物質・電磁波・シックハウス全てに困っています）。
私の場合、薬や合成のサプリメントが全く飲めないため、食事療法を中心とした生活改善についてアドバイスされました。
とにかく人柄が温かく、また長年に渡り化学物質過敏症患者を支えてきた（きっと計り知れない苦労があったと思います）先生の言葉で、半分治った気がしました！（単純）
診断書や年金関係の書類等についても、気軽に相談できます。私は傷病手当の書類が必要なので、後ほど送付して記入してもらう事になりそうです。遠方の場合、状況により電話診察も受けられます。
道中の注意
クリニックへ向かう交通手段も迷うところです。
私の場合、新幹線か飛行機という選択肢があったのですが、悩んだ末、移動時間の短い方＝飛行機を選びました。
飛行機は換気がすごいと聞いたので期待していましたが、さらに席的にも運が良く、飛行機内（約１時間）はマスク２重で過ごすことが出来ました！なので、席を替えてもらうことはせずに済みました。
ただ、飛行機の気圧変化で耳付近は激痛でした…
でもそれよりも、飛行機前後に乗る電車が本当にキツかった…行きも帰りも頭痛と吐き気になんとか耐えました！
症状が重い方は、やはり覚悟が要りますね…
帰宅後
日帰りの強行軍（片道５-6時間）だったので、かなりの疲労ではありました。視力の低下も感じます。
この日までは、長時間外出することなく過ごしていたのですが、やはりこのような長時間の移動となると、かなりの化学物質を吸い込んだ影響が出ているようです。
以降は、重曹やエプソムソルトのお湯に浸かったり、軽く運動したり日光を浴びたりしてデトックスに努めています。
おすすめする方
私は遠方なこともあり、受診するのにかなり勇気は要りましたが、結果として受診して本当に良かったです。精神的にも、症状やつらさを分かって下さる方と話せることでかなり救われました…
特に、お薬を使わず、根本から生活改善を目指す方、経験の豊富な先生を探している方には、相性の良いクリニックだと思います。
少しでも参考になれば幸いです！
お知らせ
そよ風クリニックは、2023年4月末にて、外来診療を終了されました。
私にとっても急なお知らせでしたが、継続中の書類作成等は行うとのことです。先生には本当にお世話になり、感謝の気持ちしかありません。ありがとうございました！
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