化学物質過敏症の治療も行う典子エンジェルクリニック

香害外来を設けています

こちらは、産婦人科・アレルギー疾患内科のクリニックです。Dr.自身が香害で苦しんだ経験があることから、香害外来を開設したとのことです。化学物質過敏症（長いのでCSと記述します）ももちろん診療対象です。

電話での予約時には、Dr.が直接経過を聴き取ります。私は病歴が長いのと記憶が飛んでいるのとで、すぐに答えられないことも多く、初診時には病歴・事故歴（頸椎等に影響が出たかもしれないものは特に重要）含め、経過をメモにまとめてくるよう言われました。初診前日の晩、必死で昔を思い出す私…。

私の場合、追突事故が2回、別件での尾底骨骨折などがあり、そこで脳にダメージがあったのではと示唆されました。Dr.によると、そのような傷がない場合はCSを発症しないとのことでした。

ピカピカのクリニックで、院内も無機的にキレイ😊しかし、何故か息が苦しくなる私（キレイすぎ？）。

空気清浄機や空気汚染測定器などが目につきます。Dr.お一人で対応されます。

着替えを持参し、エントランスで着替えます。私の場合、着替えに洗濯時のオーガニック香料が残っていたため、着替えしてもダメとなり、結局コロナ用の防護服を買い取り（千円でした）着るはめに😱ブカブカの防護服を引きずって移動する私…。

防護服のニオイで気持ち悪くなり（CSってこんな感じ）活性炭マスクをもらい、上から手で抑えながら問診票やアンケートを記入😱

Dr.の方針では、まず、香料をゼロにするため、家にある服を全て処分することを指示され、ドライクリーニングも厳禁。私は、ハーブ入りのせっけん洗剤で洗うこともあったのでダメだったようです。

Dr.のお勧めの洗濯洗剤は『ピリカレ』（ちょうど使ってました）、セスキなどでした。クリニックで購入することもできます。

また、ニオイがしていなくても、抗菌や除菌製品、防虫剤などの成分全てをまずゼロにすることを勧められました。うちにはケミカルのものはないですが、天然ハーブや植物由来の防虫剤があるので引っかかりますね。

シャンプーも、無香料のサンプルをたくさん見せて頂きましたが、石油由来成分が入っていて私は無理そうなので辞退しました😉

アンケート形式のチェックリストを記入します。

①血液検査

最近のデータがあれば良いそうですが、私はデータを会社に置いてきたため😖やりました。

②自律神経機能検査

○瞳孔の検査…まばたきをせず目を見開くのですが、目が乾いて痛く、5回以上やり直しました。

○平衡機能検査

重心動揺検査をします。機器の上に立ち、開眼と閉眼で、身体の揺れを1分ずつ計測します。

○脳神経機能検査…光を目で追います。これは目が疲れるだけで大丈夫でした。

検査の結果、CSのデータを表しているとの見解でした。

こちらでは、『タリージェ』、『タチオン』『ピドキサール』（B6）『ハイチオール』（VC）が処方されました。自宅にあるサプリは由来が分からないので使わないよう言われました。　

解毒に『タチオン』『ビタミンC』関係を使うのは他のクリニックと共通していますね。

『タリージェ』は、「神経障害性疼痛治療薬」という物だそうで、末梢神経から中枢神経に放出される伝導物質の過剰放出を抑えるらしいです（Dr.によると、偏頭痛の鎮痛剤で有名なリリカの改良版とのこと）。

会社員にとって一番大事な診断書について確認。次回の診察時、経過を見た上で渡すとのことで、ひと安心🥹

治療はまずサプリで解毒、鎮痛剤で頭や体を締め付ける痛みを和らげ、足りなければタリージェ追加服用。

同時に化学物質に暴露しない状態を可能な限り作り、体調を回復させていくイメージのようです。

Dr.は、本当に気さくな方で、自身の経験もふまえ親身になってアドバイスしてくれます。

シゲマツの防毒マスクも実際に見せてくれました！匂いを嗅いだのですが、耐えれそうな感じ…以前購入した3Mの防毒マスクは、くさすぎて、開けて1ヶ月放置してもまだ使えないので、やはりシゲマツが良いのかもしれません🤓

薬の使用を前提とした治療方針なので、薬を飲むことが可能な方（CSの場合、石油由来の薬が飲めない場合も多い）に向いているクリニックです。

ちなみに、遠方の患者さんの負担やコロナ禍を受け、オンライン診療も開始しています。